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正面
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高館山にある那智神社を散策した。神社と社務所はすっかり寂れてしまってたというか、もとから荒れてはいたのだが、屋根だけが瓦葺に変身してた。
神社を経営するのは難しい時代。特別に名のある大きな神社でないかぎり、収入は限られる。
年末の御札と賽銭だけで維持するのは不可能。これから先、中途半端な神社はほとんど消え逝く運命かもしれない。
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那智の滝の前にある小屋
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那智が丘という分譲住宅地から道路が整備されて楽に登れるようになってた。
伐採した木の枝を運んでいた神主!?みたいな老人に挨拶したら無視され、本堂の中をチェックしそびれた。
勝手に本堂に入ったら怒られそうな感じがしたのだ。
小さな”那智の滝”には雨戸が閉まったボロ小屋があるのだが、そこに住人がいた時代がある。
裸電球ひとつ、薪をいぶす煙が出てる小屋には、住民から”ヤマのオンチャン”と呼ばれていた男が犬と一緒に生活してた。
その男がウルシに被れて顔を包帯でグルグル巻きにした姿を見たときは、
てっきりミイラかと疑った。わたしが小学生のときだから、
もうとっくにあの時のミイラ男は棺に収まっているはず。
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シッポ付きカエル
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神社の裏手に沼があるのだが、そこに無数のカエルがいた。それもまだシッポが付いたままのカエル。トノサマガエルっていう種類だと思う。むかしはこの沼にイモリが沢山いたのに、公園として沼の周囲に歩道などが造られたら姿を消したみたい。
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沼
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ここは標高が200メートルほどあるので本堂のまえから仙台平野を一望できるのが最大のウリであった。
でも、となりが住宅地になったおかげでそんな希少価値まで消え去った。
神社というものは神聖な場所というか、特別なスピリットが漂う場所に存在するものなのだが、
そんなことはお構いなしに神社の周囲を採石場や住宅地にしたのだ。どこにも神が存在する厳かな雰囲気を感じ取れないとしたら、
そこはもう神社でもなんでもない。ただの廃屋である。日本中の廃屋同然の神社から様々な形のユウレイ!?が出現するのも近いんじゃないか。 | |
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