2002年8月 名取川/熊野堂宿の付近


 宿の方向  1/6

 あまりにもマイナーというか、ローカルであります。名取川に面した「熊野堂」という場所は 、和歌山県にある熊野神社と深い因縁があって熊野神社の東北支店という感じでしょうかね。もちろん、近所には那智神社・那智の滝もあります。 その昔は熊野信仰のおかげで大変、栄えたそうなんです。






 富田の方向  2/6

 わたしが子供のころは、名取川の水量はものすごく多くて川を渡ることなんてゼッタイに無理だったんですが、 上流にダムが出来てからというものズボンをヒザまでまくるだけで楽々と渡れます。





 釣り人  3/6

 釣り人(左下)が小さいアユを釣り上げてご満悦の様子。 そういえば、生きたサカナを手で掴むなんてことをしばらくやってない。 バタバタと暴れるサカナを掴むのは生き物の感触をじかに感じられて気持ちがいい。 手から生命の息吹が伝わってくるとサカナは川そのものの分身というか妖精みたいに思えます。 春に40センチほどのウグイが産卵のために上ってくるんですが、面白半分で捕まえたことがある。





 富沢の方向  4/6

小学生のころ、名取川に遊びに行くとアユやハゼ(カジカ)など、ウジャウジャいたんだけど、 すっかりサカナは姿を消しましたね。それに河原に生えてる植物も変化した気がする。





 イトーピアの方向  5/6

  投網を打っては水に潜ってサカナを追い込んでる年配者を見かけました。 ほとんど獲れてないみたいで、あんなに一生懸命やってるのは、やはり習慣というのかな、面白いように捕れた過去の経験が忘れられないのでしょう。

 夏のある日、カゲロウが大発生する夜があるんですよ。 ものすごい数のカゲロウが飛んで、名取川を渡る交通がマヒしちゃうんです。その夜は国道4号線は渋滞になってね。 まるで大雪が降ってるみたいで。帰宅するのは時間がかかったけれども、自然の驚異を まざまざと目にすることができて楽しかったなあ。水量が減ってからは、そういう現象は見られません。





 向うは仙台南部道路  6/6

いつのまにか、河川敷は平らにならされてしまって、雑木と雑草が生い茂る余地が減ってきてね。 河川の有効利用っていうんですか。名目は市民のためとでもいうのでしょうが、単なる自然破壊だということに なぜ気が付かないんだろう。

むかし「サカナが住めるきれいな川にしましょう」なんていう標語を書いた看板が近所の川に立てられていて、 釣り少年だったわたしは、”その通りだ!!。もっと、あちこちに看板を立てなくちゃ”と思ったもの。 それがコンクリートのU字溝に取って代わったと同時に看板はなくなってしまい、子供心にサカナたちのことを本気で心配したんだけど。 この時期から人間不信というのか、人間は偽善に満ちてる存在なんだ。と達観したような気がする。