著者別
チェ・ゲバラ伝
   三好 徹,原書房
 
読んでいて少し分かりづらい言い回しが多かったように感じる。 訳本を読んでいるみたいなところが多かった。 言葉の当て方や、一つの件に対する焦点の当て方。色々詰め込 みすぎで散漫になってる気がした。 そして、話の進行の前後など、僕はあまり気持ちよく読めなか った。 同じ日本人なら土井さんの著書の方が素直に読めた。確かに贔 屓目なところはあると思うが。。 文章の書き方や好き嫌いで僕は単純にそう感じてしまった。 ¥ 1,470


深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
 海外によく行く身として、なるほどとうなずく部分が多かったです。  着いた場所での宿探しや、食事をする場所を探して当たりを引いたときの喜びなど、まさにそうそう、という感じでした。  ギャンブルに関しては、かなりどきどきしました。全く確率なども考えず、はちゃめちゃな賭け方としか思えず、この後どうなってしまうのだろうかと不安になりながら読みました。  海外に行くことを恐れている人は、実はこんなに簡単なことなのだ、と言うことを知るために、是非読んで欲しい一冊です。 ¥ 420


深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
 私もインドを旅行したことがあります。日本の常識が通用しないことや人々の貧困に大変驚いたことを覚えています。  この本では駅や路上で生活している人やベナレスの死体焼場のことを取り上げていますが文章がどちらかというと冷静です。残念ながら1巻の「香港・マカオ編」のちょっとの事にも興奮して何でもやってやろうというワクワク感が減じてしまっているように思います。旅も佳境に入って、一日一日を現地の人たちとどうやって過ごすかということに重点が置かれているので仕方のないこ.. ¥ 420


深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
香港を出発して、マレー半島を下ってシンガポール向かう第2巻です。 なんといっても娼婦の館での件が面白すぎました(笑)。なんか陽気で和気あいあいとしてる 雰囲気が伝わってきて思わずニンマリ。娼婦にたかるヒモの若者達なんてギャグにしか思えな いが世界は広いもんだ(笑)。 前回から亘って、同じアジア圏でも色々と差異もあり読んでて面白いですね。何か旅先で 出会う人々をみてると、やっぱ日本人って真面目なんだよなぁ〜と感じます。まぁそのぶん つまんないのかもしれないけどね.. ¥ 420


深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
スペインのマドリードで昼は市を、夜は居酒屋をうろつく中で沢木さんは段々、無の感情に 蝕まれていきます。そこで懊悩してる時に、思い出したのがタイで会った夫妻に言われたこの 言葉で、そこに答えを見つけようとする、、、僕はこの深夜特急を最初から読んで、ずーっと 思っていたが、この人は何でこんなに真面目、いや誠実なんだろうと。。表面的な無鉄砲な ユニークさはあるが、内面は誠実そのもの、常識人だし、大人びてるし、保守的だし、確かに 育った世代もあるかもしれないが、この人.. ¥ 460


深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写 にスポットが当たる部分も多い。だが迷い迷う姿には誠実さがあるような気がした。 ここでは乗り合いのバスがメインで淡々と進む所があるので、ある種起伏に欠けるが、それで も一台のバスの中に多国籍の放浪者達が集まる画は想像しただけで何か面白いし、バスの窓か ら時折覗く景色に非常に心が揺れるね。淡々と... ¥ 420


深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
   沢木 耕太郎,新潮社
 
旅にも幼年期、青年期、壮年期、老年期とあり、この巻では壮年期にあたる部分を描いている 確かにエネルギッシュに前へ、前へというよりは、何か心の隙間を埋めるように、それを 求めて前へ進んでいる印象を受けました。 個人的にはトルコ編はほのぼのとしていていいなぁ〜と思います。香港のスターフェリーも いいですが、こちらのアジアとヨーロッパを往復するフェリーは本当に羨ましいなと、、、 朝起きて、朝食を食べ、散歩してから食料を買いフェリーで風に吹かれぼーっとして、また 帰っ.. ¥ 460


言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫)
   米原 万里,筑摩書房
 
仕事柄、インタビューやレポートを書くことが多い私は、自分のことをある意味「通訳」だと思ってきました。 そんな私にとってこの本は「よくぞ言ってくださった!」という言葉満載。 ページをめくるごとに、自分の中でこれほどまでに価値が上がっていった本は初めてです。 と同時に、自分がいかに、見えない蓋に覆われているか、自由な発想ができずにいるかを痛感した本でもありました。 この対談集をまとめてくださって、本当にありがとうございました。 米原万里さん亡き今、その声を、発言.. ¥ 777


東電OL殺人事件 (新潮文庫)
   佐野 眞一,新潮社
¥ 740



敗れざる者たち (文春文庫)
   沢木 耕太郎,文芸春秋
 
「長距離走者の遺書」の円谷幸吉。川端康成の心も動かしたあの有名な遺書は28歳のときのものだそうです。 本書を読むと、3位に入った東京五輪のときには、余り期待もされておらずプレッシャーの少ない中での活躍だったようです。しかし、銅メダルを取ったことで環境は一変、プライベートで自分の結婚さえままならず(今では、少なくとも僕には信じられませんが・・現在のスポーツ界でも似たような状況はあるのでしょうか。)メキシコ五輪を控えケガを抱え、様々な悩みがあったことが自ら命を絶っ.. ¥ 530